2024年10月31日木曜日

SP1200

出会い


SP1200というサンプラーの存在を初めて分かったのは高校生の頃でした。当時一番好きだったアルバム、DrDreの2001アルバムのジャケットで見ました。

出処:Dr.Dre - 2001




当時は、音楽を作ってみたいという気持ちはあったけど、まだやってなかったので、あれがどういう機材なのかはわかるはずが無かったです。ただし、ジャケットの写真にあるくらいの機材だから、多分彼のプロダクションの中で結構重要なポジションの機材だろうなーと思っただけです。

そして長かった受験も終わり、入りたかった大学にも入学し、予定通り(?)作曲を始めました。そして作曲の勉強と、音響や機材の勉強もやっていったけど、なんか自分の音楽ってリズムが弱いっていうか、自分が聞いてた音楽と一番違うのは「リズム」そして「グルーブ」だと思ってました。今考えたら足りないのはそこだけじゃ無かったと思いますが(笑)多分当時には自分の能力不足をあまり認めたく無かったんじゃないかなと思います。だから、自分の成長より、機材とかにハマってしまったんじゃないかなーと。

とにかく話を戻して、、
ずっと悩みながら、いつの間にかからMPCというサンプラーに興味を持つことになりました。多分今もそうですけど、ヒップホップが好きな人たち全員の憧れの機材だったと思います。そして自分のその中の1人で、なんかあれがあったら自分も立派なグルーブを作れるんじゃないかなと思い、頑張ってバイトして、MPC3000を買うことになりました。

当時買ったMPC3000。今はLEバージョン所持中



当時韓国ではMPCを使う人たちのオンラインコミュニティみたいなのがあったので、そこに加入していろんな人たちを知り合うことになりました。その中の1人は、ヴィンテージの機材にとてもハマっていてすごい珍しい機材をたくさん持ってました。そこで、自分が何年前かにDr。Dreのアルバムでみた機材を、本物を見れました。
SP1200。
それが初めての出会いでした。


それの音はすごかったです。MPC3000とはまた違う圧力。体で感じられる低音、音の力。とてもカッコ良かったと思いましたが、買いたいとは思わなかったです。なぜかというと、彼がいうにはSP1200はグルーブが良くないし、あまり便利じゃないっていってたからです。トラックの概念がないのでもしかして入力する時ミスでもしたら最初からやり直すしかないっていってたかどうか。良く理解はできなかったけど、とにかく「ヒップホップには良くない」という話で理解したし、当時学生だったのでそんなに高い機材を何個も買えるわけでもないし、いつかお金持ちになったら買おうーくらいの感じだったと思います、その後何年か経って、私はプロミュージシャンって言えることになり、自分の部屋にもヴィンテージって言えるくらいの機材が少しずつ増えていきました。もちろんまだその時までは今のようにヴィンテージの機材の値段が高くなる前だったので、機材を買うことにあまり負担はなかったです。また当時はソフトシンセがどんどん流行りになって、持ってた機材を売ってしまおうみたいな雰囲気があったので、機材の値段がどんどん安くなっていった時期でした。そういう理由で、当時買ったいまだに自分の部屋に残っている機材は、今の人たちが聞くとびっくりするくらい安く買ったものたちです。

その中、SP1200も買ってみようかな?と思ってました。当時、SP1200の値段は20万円くらいでしたから、もちろん安い値段ではないけど、今の値段に比べるととんでもないくらい安い値段ですね。
でも、自分にはまだ高いと思ってましたし、あれかってもしかして壊れたらそれから地獄が始まってしまうと思ったので、買うことをやめました。

その後、1−2年後、いきなりヴィンテージの風が吹いてきました。ヴィンテージのアナログシンセはもちろん、MPCなどのサンプラーたちもすごいスピードで値段が上がって、今の値段になっちゃいました。
SP1200も急に値段が上がった機材でした。自分が知ってる限り、最近はもう100万円くらいだと思います。
あ、もう買えなくなってしまったんだと思ってました。SP1200じゃなくSP12でも買っておけば良かったと思ってましたが、もうそれは過去のことになってしまい、そう思っても何も変わらなかったです。
そういうことで、自分はSP1200とかは完璧に忘れて音楽活動をやっていきました。もちろんたまには、すごいLoFiな音が出したかったりする瞬間もあったのですが、自分が持ってるサンプラーやプラグインでなんとなく解決しました。自分が思ってる・聞いたことある「その音」は出せなかったけど、なんとなく似たような音は出せました。





Rossum SP1200のリリース


その後、何ヶ所かの会社からSP1200をモデリングした機材を出してるようでしたが、あまり興味は無かったです。なぜかというと、経験上「何かをコンセプトにしたもの」・「クローン商品」という時点で買っても絶対満足できないはずだよなという確信があったからです。自分もなんか欲しい機材があった時、お金がたりなくてその代替案の機材を買ったりしたことがありますが、結局満足できずに売り、元々欲しかった機材を買うことになる、結局余計にお金を使うことになるケースが多かったので、あまりそういうものたちには興味が無かったです。

その中、Rossumという会社からこういったSP1200がリリースされましたっていうニュースを見ました。デザインもヴィンテージのSP1200と同じ。本当かよく分からないけどオリジナルのSP1200と同じっていう話を、Youtubeからも聞きました。




でもまだ高いな、、、と思っていました。たしかSP1200の音って独特で魅力的な音だけどあんな値段を払いながらつかうべきか、そして現代の音楽にも使えそうな音かって考えたら、ちょっと違うよなーと思っていました。その値段なら他の機材を買った方が自分お音楽制作に役に立つんだろうなと思い、調べることをやめました。

それからまた2年くらいの時間が経ちました。


やっと、購入


その間、SP1200を含め、ヴィンテージの機材の値段はもっと上がってしまい、多分自分が余裕が十分あったとしてもあんな値段はかわないようなと思うくらいの値段になりましたね。
個人的は、自分のアルバムを制作していましたけど、子供の頃聞いていた「その音」が出したくて苦労していました。自分はもうMPC3000、ASR-10、DSM-1などのヴィンテージのサンプラーがあってあれらで色々試してみたけど。「その音」を出すことには失敗しました。その中、メリハリでASR-Xも買ってきて色々いじってみましたが、確か魅力・個性はある音だけど自分が出したいと思う「その音」とは違ったんです。

急に別の話になるけど、その時期、私はAmerican Sagaというドラマを見ていました。

出処:hulu公式サイト



これはWutangClanの話を基にしたドラマですけど、彼らがまだチームを組んでなかった時期からドラマが始まるのですが、ドラマの中でRzaがSp1200と出会うシーンがありました。



SP1200に惚れてしまった彼は、色々違法なバイト(?)をしながら、SP1200を買えるお金を稼ぎます。色々あるけど結局SP1200を買い、音楽制作にもっと頑張るようになるエピソードがありました。でもドラマの後半になっていくといつの間にかから彼のメインの機材はSP1200ではなくASR10になる感じですけど、、

とにかく、そのシーンを見た自分は忘れていたSP1200への熱情をまた思い出します。そしてまたRossumのSP1200の値段を調べながら、実際にRossum SP1200を使っているビートメーカーさんたちの動画を探したりしました。

過去のこと振り返ってみたら、全ての機材はいつか値段は高くなるんだな。昔はもうちょっと頑張れば買えたはずな機材がどんどん買えない値段になっていくんだなと思い、Rossum SP1200を買うことに決定しました。一括払いするにはちょっと負担がある値段なので、何ヵ月にわけてはることに。
でもかなり高いので、日本までの発送料も高いけど、税金もすごく高かったです。もう税金だけでもちっちゃいシンセを買えるくらい、、、
ダメなことだと知っているけど、私はアメリカにいる友達に自分代わりに受け取って、インボイスに安く値段を書いてもらって、発送も郵便局を使って送ってもらうことにしました。(Rossumから直接送ってもらうとFedexの配達になることもありました。)
もちろんこういう場合、なんかトラブルがあったりすると大変なことになるんですが、、、自分の運を信じて見ようと思いました。
そういう理由でちょっと時間はかかったですが、やっと、SP1200はわたしのところまで届きました。

やっと到着したSP1200

最初のSP1200を見た時、最初の印象は「でか、、、」でした。昔、知り合いのスタジオで見た記憶はあったけどこんなにでかかったっけ、、と思いました。とにかくSP1200に電源をいれ、ケーブルを繋げました。

出処:Rossum公式サイト




SP1200は8個のIndivisual outのそれぞれに違うフィルターが適用されていることで有名です。そしてケーブルを半分くらいだけさしたりするともっと独特な音がでるって。
でもRossumはありがたく、オリジナルと同じOutput(フィルターがかかっているOutput)と、フィルターが適用されていないOutputを作ってくれました。でも私は多分Mix Outしか使わないよなーと思っていましたが、それは大間違いでした。
なぜかというと、一つのアウトプットに一つのサンプルしか出られない、つもり、それぞれのOUTPUTがモノポリーっていうことでした。なので同時に多数のサンプルを出したいとも思ったら、それぞれ別々のアウトプットでだすしかない、、、ってことでした。(最初はこわれたのかな?と思いました)




SAMPLING

一応、SAMPLINGからやってみようと思いました。当時のサンプラーの殆どがそうですけど、SP1200もMonoです。そしてSAMPLINGの最長時間は2.5秒。現代的にはあり得ないスペックですね。この短い時間も再現する必要はなかったんじゃないかなと思います、、、

とにかく、80−90年代のHiphopやElectroのミュージシャンたちは、このスペックの限界を乗り越える為に、一つの技を開発します。それは、サンプリングする時には素材をSpeed-Upさせることでした。例えば、レコードの場合RPMを上げて再生するとか。そんな感じでSpeed-Up/Pitch-Upされている素材を、SP1200でまた元々のPitchに戻すことです。そうすると、理論的には低音質になるのですが、とてもかっこいい音になります。

Pitchを変えすぎると高周波数のノイズが発生しますけど、これはフィルターをかけると・かかるとマシになると思います。

音的にはとてもかっこいいけど、サンプルをChopしたりすることはちょっと不便な印象です。当時のプロデューサたちがなぜ結局ASR-10とかMPCシリーズを選んだのか、わかるような気がするところでした。






Sequencing 


じゃ、SP1200はサンプラーでありながら、ドラムマシンですからこれからはプログラミングをやってみます。パターンを(SP1200のシステム上ではSegmentという表現を使います)作って、それで一つのSongに組む形です。これはMPCシリーズやASRシリーズとあまり変わらないのですが、、、

トラックの概念がないです。
トラックなしで、そのままオーバーダビングしていく方式です。もちろん、リアルタイムでERASEボタンを押しながら素材のボタンを押せば、ミスしたノートを消したりできますが、トラックがないってことは相当不便です。そして普段作業する時にはMIx Outにケーブルを繋げておくので、8個のOutput全ての音が聞けます。
でも、実際にはOutputごとに1Voiceのmonopolyのシステムなので、例えば3番のOutputからドラムのループが出てる時、スネアの音も3番Outputに出すと、ドラムのループがミュートされます。
なので、素材のOutput分配も考えながら作業しなければならないのです。

私の場合はSp1200だけで作業することはあまりないと思いますし、複雑な曲をこれで作ることは多分ないと思いますが、最近のサンプラーワークステーションみたいに使うつもりだったら、買っちゃダメだと思います。

SP1200をちゃんと使う為には8個のoutputに全部ケーブルを繋げる必要がありますが、私はMixerもないし、これ以上部屋に何か物を増やしたくないので、MixOutだけ繋げておいて、DAWにレコーディングする時、差し替える感じです。1番から8番まで、フィルターの感じが全部違うので聞いてみながら選びます。




Swing


SP1200もMPCシリーズみたいにGroove Quantizeの機能があります。ですが、Swingの感じが少し使いにくいところがあります。ちゃんと使うとPete RockやJ Dillaみたいなビートになると思いますが、そういうグループを作るのは相当難しいです。

MPCシリーズよりSwingが強めなので一つのこっつがあります。
BPMを二倍にしてシーケンスすることです。
例えば、今作っているビートのBPMが86であれば、172にセッティングしてプログラムすることです。そうしておいてSwingを67%とか71%にするとちょうどいいくらいのSwingのグルーブになります。

ですが、
MPCは基本的にノートが自分で基本的に定位の前後へ少しずつ移動し、自然なリズム感を出してくれるのですが、SP1200はもっと機械的な感じなのでMPCみたいなグルーブには絶対なれないです。やっぱり音もそうですけど、グルーブ感もトレンド・流行りがあると思うし、それは音楽によっても変わると思うので自分で選ぶことだと思います。

(트랩 1200 영상 찾아넣기)
ちなみに、あるドキュメンタリーで、初期のTrapのプロデューサーたちがTR808の音を全部SP1200に入れて、808デイスクを作ったという話がでますけど、Trap MusicがBoomBapみたいな(理論的にいうと正確じゃない)リズム感じゃなく、機械のような正確なグルーブ感・プログラミングの感じがするのはそういう理由ではないかなと思います。もちろん、TrapのスネアがBoombapのようにSwing感があるスタイルだったら、、、ちょっと想像がつかないのです。


総評


基本的には満足です。
ヴィンテージのモデルを完璧に再現してしまって不便なところもあると思いますが、SDカードが基本的に付いていたり、トータルサンプリング時間がちょっと長めっていうのはいいと思います。
もちろん、、ドラムだけ使うにはやっぱり高い機材だとは思いますし、本体のサイズもでかすぎるし、重い、、、ので調べてみたらSP1200をラックに変換してくれるというサービスがあることを見つけて、今なやんでいるところです。Rackにすると空間的にはマシになると思いますが、Rackになるとボタンを押すことが不便そうで笑

出処:ghostmpc





とにかくSP1200の話はここで終わりです!


2020年8月18日火曜日

「Logic Pro X」 ステップシーケンサー(Step Sequencer)

 


最近、個人的にLogic Pro Xの授業を行なっていますので、ここでもその記録を残そうと思い、投稿します。Logic Pro XというDAWは、凄く長い歴史を持ってるDAWなので、もうたくさんの情報がネット上で溢れてると思います。

でも、最近10.5にバージョンアップし、色んな機能が新しく追加されましたので、新しく追加された機能に関してちょっと投稿してみようと思います。

今日は、ステップシーケンサー(Step Sequencer)の話をしようと思います。


ステップシーケンサーって何?

Step(日本語で言うと一歩)基準でノートを打ち込むシーケンサーの意味です。普通、ノートを打ち込む時、Piano Rollを使うんですが、自由に色んな長さのノートを打ち込めるというメリットがあり、複雑なプレーズを入力する時には凄く便利です。

でも、ドラムを含めた打楽器を入力する時には逆に不便かもしれません。打楽器の入力する時には(一般的に)ノートの長さの調節する必要は無いし、広すぎるPiano Rollが、ドラムとかを入力する時には逆に不便でしょ。

なのでこういうステップシーケンサーを使えば、もっとシンプルで速いスピードで入力することができるようになります。

Roland社のTR808。ステップシーケンサーがついてる
Roland社のTR808。ステップシーケンサーがついてる
 

ステップシーケンサーを使った時にメリット

ドラムとかの打楽器を打ち込む時には本当に便利です。でも、打楽器だけじゃなく他の楽器の入力の時にも、メリットがあると思います。

作曲家って言っても、いつもインスピレーションで溢れてるものではありません。何か楽曲のアイディアがはっきり浮かんでから作業を始める場合もありますが、ほとんどは「何をしたらわからない」状況多く無いかと思います。皆さんはどうでしょうか。(笑)

とにかく、こういう場合、ステップシーケンサーをいじってみながら遊んでると、そこから何かインスピレーションを受ける可能性があり、アイディアツールとして効果的だと思います。
何も考えずに、めちゃくちゃになってもいいから何とか入れてみましょう。聞きにくい音があったら消しましょう。そこから生まれる音楽もあるはずですから。



ステップシーケンサーを呼び出してみよう!

使い方は簡単です。

ソフトウエアの楽器のプラグインを呼び出して、Arrange Windowにマウスの右側のボタンを押し(ワンボタンのマウスを使ってる方は、control + マウス押しです)、Create Pattern Regionを選びます。 

すると

4小節のリージョンが出てきます。そして下側にステップシーケンサーが現ります。

Arrange Viewの下側の画面
 

左側には、各々のノートの名前が書いてあります。Drum kit designerとか、サンプラーに打楽器を呼び出した時には、こんな感じで音の名前がサンプルの名前とかが表示されますのでわかりやすいです。 名前だけではどういう音かわからない場合、アイコンを押せばそのノートが鳴ります。


今打ち込もうとしてるノートが見えない場合、


このボタンを押してください。

Notesのカテゴリーで入ったら、入れようとしてるノートを選べます。ちなみにLabeled Notesに入ったら、サンプルの名前と音の名前とかが表示されるので、名前を見て選ぶこともできます。

こういう方法が面倒くさいと思ったら、Learnボタンを押してからキーボードで入れようと思ってる鍵盤を弾くと、その音のノートが自動的に入ります。

このLearnモードを使ってる時には、このボタンが赤くなりますので、入力が終わったらこのボタンをもう一度押してモードを止めてください。そうしないと、余計なノートが入ってしまいます。

じゃ、これからは本格的にいじってみまよう。


ステップシーケンサーの使い方−1

使い方は本当に簡単です。
空いてるステップの方を一回押したら音の入力、もう一回押したら音を消すことになります。そして一つのステップは、1/16ノートの基準になっています。リズムを1/16以上で打ち込みたいと思う場合は、一応ステップシーケンサーでパータンを作った上で、Midi リージョンに変換して追加的に打ち込むしかないです。(私が知ってる限り)

そして右上側の16stepsって書いてある部分を押すと

 今の小節の分け方を変えられます。

16Stepsは、 1小節を4回繰り返し,
32Stepsは、2小節を二回繰り返し、
64Stepsは、繰り返しなしで4小節を全部編集。

12Steps,24Steps,36Stepsは三拍子のノートを入れる時使うんです。 

4小節以上のパータンを作りたいと思う場合は、もう一つのリージョンを作って編集するしかないです。

  

ステップシーケンサーの使い方−2

 ノートを入れたってだけで音楽は完成できないです。もっと色んな労働があってからこそ立派なリズム、立派な音楽になるはずです。笑

 

じゃ、アイコンの左側の三角形を押してみてください

こういうディスプレイが出てきます。

ここでもっと細かい部分を調節できるのです。

入力したノートの下側で、マウスでドラッグしたりしながらパラメーターを調節してみましょう。

ここでいじるパラメーターを追加したい時には、左下側の+をボタンを押し、弄りたいと思うパラメーターが出るまでに押し続けてもいいです、、、が面倒くさいと思ったらパラメーターの名前の部分を押すと、

こんな風に選べるパラメーターが出てくるので便利です。

僕的にはVelocity(ノートの演奏の強さ),Note Repeat(ノートの連射の程度)くらい呼び出していじるんです。ちなみにNote Repeatは、iZotope社のBreakTweakerがなければできなかった連射を簡単にカバーしてくれますので、、最近はBreakTweakerを全然使わないことになりました。iZotope社頑張って、新しいバージョン開発して、、

Tip

ハイヘットとかの連射を入力したいと思う時、Shiftを押したままマウスをクリック+ドラッグしたら他のノートには触れずに綺麗に入力することができます。

 

 

以上で、すテップシーケンサーの投稿済ませようと思います。

最後で、実際にリズムを作っていく動画を載せながら、終わりにします。

 

2020年7月14日火曜日

「作業日記」 自分のミュージックビデオは自分で作ろう!- Urban Night Sonata -




今日は、自分のミュージックビデオは自分で作ろうというテーマに関して話してみたいと思います。


発端


私は、ソローとしてどこの会社にも属していないので、音楽の制作を含めてプロモーションまでカバーしなければならない状況です。しかし、世間はYoutubeとかインスタグラムみたいなサービスがメインになって、音楽を「聴く」だけじゃなく「観る」ことも大事な時代になってきたと思って、音楽だけのプロモーションでは限界があると思い、ビデオを制作しようと思い始めました。


でも、ミュージックビデオの制作してくれそうな何ヶ所かの事務所に連絡し、値段を聞いてみましたがあまりにも高くて(客観的には高くはないけど、自分の音源の予想収益を参考したら高いという)やめました。

じゃ、ミュージックビデオがないプロモーションはいけないと思い、自分一人でもミュージックビデオを作ろうと決めました。



準備ー機材の購入ー


最近はスマートフォンでも立派な映像が作れるということを知っていましたが、

① スマートフォンとは別として特立の機材を使いたい(携帯が無くなったりする時のリスクを減らすために)
② これから2−3年くらいは機材を変えたくない

という訳で映像撮影用のカメラを買おうと決めました。
いろんな会社のカメラを調べてみましたが、

最終的にはSonyのA6600というカメラを買おうかと思いましたが、、、
ここでレンズまで付けると結構重いと思い、こんなに重い機材を持ち上げているのは大変だと思いまして、もっとコンパクトなモデルを捜そうと思いました。


Sony A6600.503gの重さで、長い時間使うことには無理だと判断しました。
出処:Sony.co.jp

その時!

ビデオ制作の仕事をしている友達にSonyのRX100mk5aをおすすめしてもらいました。彼もいろんな機材を使っていますけど、アウトドアの撮影とか出張の時にはこのカメラを使っているし、コスパもいいし十分いい映像作れるって言われ、そしてRX100mk5aで撮影したというビデオを見せてもらいました。






彼がRoyallifeというブランドのために制作したビデオらしいです。ロケは福岡。
これくらいのクオリティなら絶対いい!と思って、すぐ買っちゃいました。(衝動買いのアイコン)

次の日買っちゃったRX100V
でもカメラ以外にももう一個買わなければならないものがありました。
それはジンバルでした。



ジンバルとは?



DJIのRonin-SC
出処:www.amazon.co.uk

ジンバルというのは、ジャイロスコープを活用して自主的にバランスを取り、安定的な撮影ができるようにしてくれる機材です。ある程度以上のクオリティのビデオ制作ためなら必須でありますので、ジンバルの購入に関しても色々調べてみましたが、ジンバルの値段の範囲が広くて、何を買おうか選ぶことも大変でした。

カメラをおすすめしてくれた友達に聞いてみたら、結局ジンバルはモーターが付いていて、このモーターにも寿命があってある程度以上の時間使用したら使えなくなってしまう、ってこと言われましたので、なるべく安い値段で買えるものを調べてみたら

こういうものを見つけました。
zhiyunという会社のSmooth-4というモデルで、元々は携帯用で作られましたが、若干の改造でカメラも取り付けられるということをわかって購入、改造しました。





じゃ、これからは本格的な撮影です。


撮影





 曲的には大都会の情緒をあらわしているので、大都会の色んな面を撮影してそれを音楽に合わせて編集していくっていうのがコンセプトでした。でもこのコンセプトもあまり明確ではなくて、凄く抽象的なことでしたので、一応カメラを持って出かけることしかなかったです。

大都会といえば、やっぱり東京、その中でもたくさんの人が集まったりする場所といえば新宿、渋谷だと思い、新宿と渋谷をメインにして手当たり次第撮影をしました。まだビデオの制作の経験も少ないし(学生の時趣味としてやってみたことが全部)撮影してもその映像が使えるものかどうかも判断できる訳ないと思って、一応たくさんの映像を撮ろうと思いました。

やっぱり渋谷といえばスクランブル交差点


気に入ったけど結局使えなかった映像


この時、たまたま電車のプラットホームでいい写真を撮れて、これをUrban Night Sonataのジャケットとして使うことになりました。

一瞬、プラットホーム向こうの人々が監獄の中の囚人たちに見えてきて撮った写真
ほぼ1週間くらいいっぱい撮りましたけど、これ以上はもう撮れるもんないと思って、これから編集始めようと思いました。


撮った映像フィアル



編集


家に帰ってきて撮ったものをチェックしてみたら、意外と使える映像が少ない、、と思いました。あまりいい感じの映像も少なかったですが、肖像権の問題もあるので他の人の顔が映っている映像は使えませんでした。

というわけで、
曲と同じ長さのビデオを作ろうという当初の目標から、1分くらいのビデオを作ることに変更しました。やっぱりミュージックビデオを作るというのは簡単ではないって、、、



こんなアナログ感じのビデオ作れるといいなーと思いましたが、、、

人生初めて本格的なビデオ編集でしたので、ほぼ一ヶ月間ずっとFinal Cutをいじっていました。自分でカットの分割、色の補正まですべきでしたので凄く大変でした。しかも「他の人の顔が映ったらダメ」という条件まで。





完成


ということで完成した動画がこちら。

 



今観たら色々初心者っぽいところが見つかりますが、この企画をきっかけでいろんなビデオが作れるようになりましたので、それなりに意味はあると思います。

皆さんも、これからは自分のプロモーションビデオは自分で作るのはいかがでしょうか。

2020年6月27日土曜日

「作業日記」 kptal - Lion (feat. Steez Of Garahavi)


-Credit-
Produced, Mixed by kptal
Written by Steez of Garahavi
Mastered by Kuniyuki Takahashi@Saidera Mastering Studio


今回の投稿は、2月頃発売した私のシングル、Lionという曲です。 話を続ける前に、この曲を聴けるアドレスを紹介します。
こちらを押すと、各々のストリーミングサービスサイトへ繋がりますので、是非ご確認ください。

今日話したいと思うの部分は、サビで鳴ってるサウンドのことです。

再生したらサビのところから始まります

後ろから聞いてる音は、自分が直接レコーディングして、いろいろいじって入れた音です。


ーField Recording ( フィールドレコーディング)とは?

出処:https://www.ableton.com/en/blog/art-of-field-recording/


フィールドレコーディングとは、要するとスタジオ以外の場所で音をレコーディングすることです。目的は色々あると思いますが、私の場合は自分だけのサンプルデータが欲しいと思って、昔から色んなポータブルレコーダー使ってきました。

今使ってるレコーダーはSonyのA10 Linear PCM Recorderです。
出処:Sonyオフィシャルサイト
最近は、iPhoneにも繋げて使えるものもありますので、興味ある人は是非確認を。
出処:amazon.com
ZoomのiQ6。コスパが凄くいいモデルだと思います。長い期間使ってました。
僕はいつもレコーダーをポケットに入れておいて、なんか使えそうな音が聞こえたらレコーディングしています。
熱田神宮でレコーディング中
Lionで使ったひぐらしの音は、レコーディングしてみたらYoutubeで僕がレコーディングしたのより立派なことがあってちょっと微妙な気分になりましたけど(苦笑)



とにかく、この音を生で使おうとしたら、なんか足りないなーと思い、なんか音楽に似合いそうな感じを加えようと思いました。

私はなんかサウンドを面白くしてみようと思う時、Soundtoys社のプラグインを呼び出してみます。使い方も簡単ですし、色々面白い効果を得られますので大好きです。いつかこの会社のプラグインに関しても載せてみたいと思います。

という事で、ちょっと曲の楽器としては地味な感じがしますので、Soundtoys社のFilterFreakの、16 Steps Rhythmというプリセットをかけました。
そうしたら、曲に似合うことになってきましたという話です。

この過程を、簡単に動画で作ってみました。もうインスタには載せていますが、もう一度載せます。




s h u n : kptal(@kptal_)님의 공유 게시물님,

皆さんも、自分がレコーディングしたサンプルを自分の曲に使ってみるのはいかがでしょうか。誰もわかってくれないかもしれないですけど、自分の曲に対してのプライドは凄く高まると思います。

以上です。

2019年6月25日火曜日

「Mixtape : For all the 90's Hip Hop Kids」製作記

お久しぶりの投稿です。
今年からこそ頑張ってブログに投稿しようと思っておりましたが、なかなか時間がなくてできなかったです。
今日は、今年忙しかった理由の中の一つ、最近リリースしたMixtapeの製作記について書こうと思います。これで自主制作をしている人達に役に立ったらいいと思います。では参ります。

Mixtapeって何?

Mixtapeはヒップホップ音楽・文化の重要な部分であります。非レギュラーアルバムくらいで説明できますが、ドラマとかの「特別編」だと理解すればいいと思います。
EPの意味に近いと思えますが、EPよりはもっとその意味が広いと思います。

あるコンセプトの上でDJが他のミュージシャン達の曲を編集して集めて載せたり、レギュラーでは載せられなかったリミックスや(ラッパーの場合フリースタイルラップとか、他のミュージシャンのビートにラップしたり)曲を集めて発売するものです。
Dj MuroさんのMix CD. 日本のAOR名曲が集まっています。


他には、レギュラーアルバムくらいの質で作ったのに、レギュラーとしてカウントしたくない時にもこの名前を使うケースもあります。例えばChance the rapperさんは無料で公開したMixtapeでGrammy賞を受賞しました。結局、ミュージシャン自分自身がどう思ってるのかによって、Mixtapeの意味は少し変わると思います。
Drakeのミックステープ。他のミュージシャンのレギュラーよりもかっこいい。

Mixtape: For all the 90's Hip Hop Kids

今回、私は本格的な活動を始める前に、ミックステープから作りたいと思っていました。やっぱりkptalの名前としては完璧に無名なミュージシャンなので、レギュラーから制作するのは色々無理だと思って「なるべく自分で解決」というコンセプトで作りを始めました。
音楽的なコンセプトは「僕らが忘れていたものについて」でした。音楽的にも、カバーもデザインも。

 

自分でデザインしたカバー

  

多分、テープを使ったことある人ならこのデザイン見たら笑えると思います。あの頃を過ごした人だけ理解できる情緒、そして象徴をカバーで表現してみたかったです。テープの時代を経験したことない人達は、この状況の意味を、テープとペンの関係性について気づけないと思います、きっと。


 音楽的には、90年代のスタイルを柱にしながら、決してダサいものにはならないように集中しました。ダサいものを作ってしまった後で「昔のことが最高だよ!」と叫んでるようなおっさんくさい人にはなりたくないように頑張りました。(笑)

ビートメイキングからミックス、マスタリングは全部Ableton Live 10の中で解決。たまに素材を細かくいじるためにProtoolsも使ったりしましたが、メインはやっぱりAbleton Live 10でした。

カバーのデザイン

実は、カバーのデザインまでするつもりではなかったです。
でも、、、、デザインを頼んだ人の裏切りのせいで(しかも締め切りの直前!)自分でやろうと決めました。
カバーのデザイン画面
 私はデザイナーでもないので複雑なデザインはむりだと判断、なるべく「シンプル」「分かりやすく」作るのが目標でした。
「テープ世代の人だけ感じれる同質感」というコンセプトを決めた上で、イメージライセンスを何個か買って合成を始めました。

そして「やっぱりテープには手書きだろう」と思って、自分で書こうと思いましたがあまりにも酷くてdafonts.comでコンセプトに合うフォントを見つめ、適用しました。
私は無料のフォント使いましたが、フォントによってはライセンスに制限がある場合もあるので、ご注意ください。

 次はCDのデザインでした。こちらは割と早く作れました。昔作っておいた私のロゴ、そしてCreditsを書くことだけでしたから、早く完了。

 マスターCDの伝送

私はマスタリングエンジニアではないので、マスターCDを作れる機材がないです。そして今回のCDのために高価のCDライターを買ったりするのは無理だと判断して、他の手段を見つけました。それは「DDPi」の形でCD工場に送ることでした。

私が使っているHofa社のDDPiツール
最近はマスターCDを作る必要なしで、このファイルの形で送ったらマスターCDを作る過程の中でありえる問題もなくて、割と安定的にファイルの伝送ができると言われてこの手段を選択しました。
誰も気づけないはずなイタズラ。笑
 CDの到着
 CDが到着しました。でもまだ問題が残っています。
 これを一つづつ折って、包装しなければなりません。少しだけでも費用を節約するために、自分でやろうと決めましたが、想像したより大変な作業でした。

包装中の景色。

包装の前・後の写真。


包装してみたら、結構アルバムらしくなりました。笑。後は、どんなに多い人が注文してくれるのかでしょう。
押すと注文のページに入ります。

 宜しくお願いいたします!











2018年12月31日月曜日

あけましておめでとうございます。

2018年は色々忙しくてブログのアップデートがあまりなかったですが、今年からこそ色々準備していて、真面目にアップデートしようと思っています。

皆さん、あけましておめでとうございます。
そしてこれからもよろしくお願い致します。

2018年6月7日木曜日

「私はどんなソフトウエアを買ったらいいのか」ーDAW編

今回は初めてこの音楽の制作の世界に入ったところの方に、役に立つことについて書こうと思います。音楽制作の道に入ってきたら、皆こんな疑問ができるはずでしょ。
「では何から始めたらいいのか」
つまり「何から買ったらいいのか」ということです。今回のポストは、そんな壁の前に立ってる皆さんのためなポストです!


現代音楽制作の中心、DAW

もう皆さんは知ってるいると思いますが、現代、特に2010年代に入ってからは音楽の制作が完全にパソコン中心に変わりました。もう単純にコードを作ってメロディーを作作った時代から、完全な「音源」としての結果を出さなければならない時代に変わったんです。

90年代は最近のパソコンよりずっと遅くて重いパソコンで作曲・編曲をしてから、自分の機材とパソコンを持ってスタジオに行ってテープレコーダーみたいなレコーダーにレコーディングして、スタジオでミックスしたんですが、最近はパソコンの発達のおかげで全ての過程が作曲家のパソコンの中で終わらせることができるようになりました。この全ての過程を助けてくれるソフトウエアがDigital Audio Workstation,つまりDAWです。

最近は音楽祭作の大部分がパソコンの中で行われるし、誰だっても作曲はもちろん、録音もミックスも簡単にできるようになりました。最近はiPad用のソフトウエアもたくさん出てるらしいです。まだ足りない部分はありますけど、とにかくこの十年間の音楽制作業界の変化はものすごいです。

iOS用のDAW,Korg社のGadget
出処:http://www.korg.com/us/products/software/korg_gadget/for_ios.php


さあ、音楽を作りたいと思ったら、DAWから買うべきです。ただ、この世の中には本当に多い数のDAWが売られています。このDAWを全部買って使ってみるのは無理だし、楽器屋の店員さんに聞いて見ても明快な答えが取れないです。では、みなさんの選択に少しだけでも役に立てるように、私が今まで使ってきたDAW中心に説明しようと思います。



業界のスタンダード、プロツールス(Protools)


まず、Avid者のProtoolsです。90年代に初バージョンが出てから、その歴史が一番長いDAWだと知っています。もちろんその時代、他のソフトウエアもありましたが、それたちはMIDIの機能だけあった反面、Protoolsはaudioのレコーディングも編集もできた唯一のソフトウエアだと知っています。もし間違えたら教えてください。笑

とにかく一番歴史が長いDAWらしく、強力なオーディオの編集の機能が入っています。そして世界中どこ行ってもこのProtoolsを標準として使っているので、このソフトウエアで作業をしたらスタジオに行った時本当に便利に連係作業ができます。他の変換する必要なしでスタジオですぐプロジェクトをオープンできるからです。そして、私が知っているソフトウエアのなかで一番音の歪曲がないソフトウエアだと思います。(この「ソフトウエアによる音の変化」については後で書こうと思います。)そして、美しいデザインもこのソフトウエアのメリットの中の一つです。笑

欠点があると言ったら、初めて買うソフトウエアとしては良くないみたい、です。入ってるソフトウエアの楽器が十分じゃないので、追加的にお金がかかります。そしてMIDIの機能が、他のソフトウエアに比べたら弱いです。足りないのはないですけど、最近のソフトウエアは全部本当に強いMIDI機能を持っているので、そこに比べたらProtoolsは少し弱い印象です。
でも、もしプロフェッショナルを目指していると勉強した方がいいです。プロとしてProtoolsの使用能力は必修だと思います。



新しい強者、エイブルトンライブ(Ableton Live)


2000年代、ライブパフォーマンスのソフトウエアのコンセプトとして始まって、いろいろな強力な機能と新鮮な作業方式で人気が高くなっているエイブルトンライブです。最近はYoutubeとかでいろんな映像をみたら本当にたくさんの人々が使っていることが分かるんです。

伝統的な方式でも作業できるし(Arrange View)自分がDJになってパーフォマンスする感覚で作業できるSession Viewもあり、音楽をいろんな観点からみながら作れます。エイブルトンのウェブサイトをチェックしたら、エイブルトンライブのメインターゲットは「ヒップホップミュージシャン」とか「エレクトロミュージシャン」です。こんなトラックとかビートがメインの作業をするミュージシャン、またサンプリングを結構使ってるミュージシャンにとっては最高の選択だと思います。そして専用のコントローラ、Push2を使ったらもっと面白い作業ができます。Push2についてもいつか書こうと思います。

エイブルトンライブ用の専用コントローラーPush2
出処:www.ableton.com



欠点といえば、スタンダードのバージョンまでは内部の音源・楽器が少なくて何もできないので、Suiteバージョンを買わなければならないことです。そして,このバージョンは初心者の立場からみると少し高い気分もあります。そして他のDAWとはその作業方式がちょっと違うので、他のソフトウエアを使っていた方ならつこし適応することが難しいかもしれません。でもソフトウエアの中で「HELP」のウィンドウがあって、ここが親切に説明してくれるので、そんなに難しくはないです。一度挑戦してみてください。エイブルトンのウェブサイト(www.ableton.com)でDEMOバージョンがダウンロードできるので、このバージョンを使ってみてください。セーブはできませんけど、このソフトについて把握することには問題ないと思います。






伝統的な強者、ロジック(Logic)

昔愛してたLogic

ロジックもその歴史が結構長いです。Notatorプログラム(楽譜書き用のプログラム)から始まってここまできたプログラムなので、MIDIの機能がすごく強いです。割と安い値段で、たくさんの音源とプラグインが入っていて、初めてのソフトウエアとしては最高だと思います。追加的に費用がかからずに、これ一つだけでも十分に音楽を作ることができます。そしてサンプルライブラリーもいっぱいあるので音楽制作の時本当に役に立ちます。ライブラリーをチェックすると結構どこかで聞いたことあるサンプルが見えます。例えばRihannaのUmbrellaとか。笑。


この曲のリズムは、Logicに入ってるドラムサンプルそのままです。

欠点があったら、オーディオの編集が本当に不便です。どんな作業をするかによって、これは本当に大きな欠点になるかもしれません。もし、オーディオの編集が結構要る作業をする方ならこのソフトウエアは買わない方がいいです。また、最近アップデートが十分じゃないです。僕はLogic7から使ってきて今はXを使っていますけど、大きな変化なしで7からXまで来ました。最近は少し反省したらしいですけど、正直にいえば僕は次のLogicに全然期待してないです。実際に私の周りにもLogicを長期間使った人の中で、最近Logicを使いやめた人が多いです。
マック専用のプログラムなのでウィンドウには使えないことも欠点でしょうかな。



Reason

結構複雑みたいなデザイン。
出処:www.amazon.com


昔、BTさんがこれを使ってアルバムを作ったっていうことで話題だったソフトウエアです。





ソフトウエアだけ使って作ったアルバム。
Movement in still life
その時は90年末、まだソフトウエアの楽器ってあまりなくて、あってもあまり歓迎されなかった時です。ソフトウエアの楽器が良くなったのは2008−9年頃の話で結構最近の話です。そういうわけで、90年代末はハードウェアで音楽作るのが普通でしがけど、BTさんはソフトウエアだけ使って作りました。(さすが!)これはアルバムのジャケットには書いてあります。
とにかく、こう言う訳で有名になったソフトウエアです。(ちなみに、エイブルトンライブもBTさんが公演の時使って有名になったこともあります。)


ソフトウエアだけど、たくさんのハードウェアを使っている感覚で音楽を作れます。機材の勉強もなるのでいつかハードウェアに出会った時、役に立ちます。元々はオーディオの録音ができなかったですが、最近オーディオの録音もできるようになって、このプログラムだけでも十分に音楽を作れますね。
欠点は、、
シーケンサーが不便です。マジで。そして初心者から見ると結構複雑ので、やる気がなくなってしまいます。今は大丈夫ですけど、初心者の時、そのデザインを見て諦めた記憶があります。


Studio One

logicとCubaseのメリットを集めて作ったらしいソフトウエアです。最近人気が急に高くなったソフトウエアです。バージョンアップデートも結構多いみたいです。
正直にいえばよくわからないソフトです。使ったことないですので。苦笑


このくらいです。
以外にもキューベース(Cubase)がありますが、キューベースは現在9.5のバージョンが出てる場合で、僕は4を終わりで使ってことがないです。最近昔作った曲のプロジェクトのために9.5のessentialバージョンを買ってので、少し使ってみてまたアップデートします。では、もっと聞きたいことがあれば気軽くメッセージお願いします。