2020年7月14日火曜日

「作業日記」 自分のミュージックビデオは自分で作ろう!- Urban Night Sonata -




今日は、自分のミュージックビデオは自分で作ろうというテーマに関して話してみたいと思います。


発端


私は、ソローとしてどこの会社にも属していないので、音楽の制作を含めてプロモーションまでカバーしなければならない状況です。しかし、世間はYoutubeとかインスタグラムみたいなサービスがメインになって、音楽を「聴く」だけじゃなく「観る」ことも大事な時代になってきたと思って、音楽だけのプロモーションでは限界があると思い、ビデオを制作しようと思い始めました。


でも、ミュージックビデオの制作してくれそうな何ヶ所かの事務所に連絡し、値段を聞いてみましたがあまりにも高くて(客観的には高くはないけど、自分の音源の予想収益を参考したら高いという)やめました。

じゃ、ミュージックビデオがないプロモーションはいけないと思い、自分一人でもミュージックビデオを作ろうと決めました。



準備ー機材の購入ー


最近はスマートフォンでも立派な映像が作れるということを知っていましたが、

① スマートフォンとは別として特立の機材を使いたい(携帯が無くなったりする時のリスクを減らすために)
② これから2−3年くらいは機材を変えたくない

という訳で映像撮影用のカメラを買おうと決めました。
いろんな会社のカメラを調べてみましたが、

最終的にはSonyのA6600というカメラを買おうかと思いましたが、、、
ここでレンズまで付けると結構重いと思い、こんなに重い機材を持ち上げているのは大変だと思いまして、もっとコンパクトなモデルを捜そうと思いました。


Sony A6600.503gの重さで、長い時間使うことには無理だと判断しました。
出処:Sony.co.jp

その時!

ビデオ制作の仕事をしている友達にSonyのRX100mk5aをおすすめしてもらいました。彼もいろんな機材を使っていますけど、アウトドアの撮影とか出張の時にはこのカメラを使っているし、コスパもいいし十分いい映像作れるって言われ、そしてRX100mk5aで撮影したというビデオを見せてもらいました。






彼がRoyallifeというブランドのために制作したビデオらしいです。ロケは福岡。
これくらいのクオリティなら絶対いい!と思って、すぐ買っちゃいました。(衝動買いのアイコン)

次の日買っちゃったRX100V
でもカメラ以外にももう一個買わなければならないものがありました。
それはジンバルでした。



ジンバルとは?



DJIのRonin-SC
出処:www.amazon.co.uk

ジンバルというのは、ジャイロスコープを活用して自主的にバランスを取り、安定的な撮影ができるようにしてくれる機材です。ある程度以上のクオリティのビデオ制作ためなら必須でありますので、ジンバルの購入に関しても色々調べてみましたが、ジンバルの値段の範囲が広くて、何を買おうか選ぶことも大変でした。

カメラをおすすめしてくれた友達に聞いてみたら、結局ジンバルはモーターが付いていて、このモーターにも寿命があってある程度以上の時間使用したら使えなくなってしまう、ってこと言われましたので、なるべく安い値段で買えるものを調べてみたら

こういうものを見つけました。
zhiyunという会社のSmooth-4というモデルで、元々は携帯用で作られましたが、若干の改造でカメラも取り付けられるということをわかって購入、改造しました。





じゃ、これからは本格的な撮影です。


撮影





 曲的には大都会の情緒をあらわしているので、大都会の色んな面を撮影してそれを音楽に合わせて編集していくっていうのがコンセプトでした。でもこのコンセプトもあまり明確ではなくて、凄く抽象的なことでしたので、一応カメラを持って出かけることしかなかったです。

大都会といえば、やっぱり東京、その中でもたくさんの人が集まったりする場所といえば新宿、渋谷だと思い、新宿と渋谷をメインにして手当たり次第撮影をしました。まだビデオの制作の経験も少ないし(学生の時趣味としてやってみたことが全部)撮影してもその映像が使えるものかどうかも判断できる訳ないと思って、一応たくさんの映像を撮ろうと思いました。

やっぱり渋谷といえばスクランブル交差点


気に入ったけど結局使えなかった映像


この時、たまたま電車のプラットホームでいい写真を撮れて、これをUrban Night Sonataのジャケットとして使うことになりました。

一瞬、プラットホーム向こうの人々が監獄の中の囚人たちに見えてきて撮った写真
ほぼ1週間くらいいっぱい撮りましたけど、これ以上はもう撮れるもんないと思って、これから編集始めようと思いました。


撮った映像フィアル



編集


家に帰ってきて撮ったものをチェックしてみたら、意外と使える映像が少ない、、と思いました。あまりいい感じの映像も少なかったですが、肖像権の問題もあるので他の人の顔が映っている映像は使えませんでした。

というわけで、
曲と同じ長さのビデオを作ろうという当初の目標から、1分くらいのビデオを作ることに変更しました。やっぱりミュージックビデオを作るというのは簡単ではないって、、、



こんなアナログ感じのビデオ作れるといいなーと思いましたが、、、

人生初めて本格的なビデオ編集でしたので、ほぼ一ヶ月間ずっとFinal Cutをいじっていました。自分でカットの分割、色の補正まですべきでしたので凄く大変でした。しかも「他の人の顔が映ったらダメ」という条件まで。





完成


ということで完成した動画がこちら。

 



今観たら色々初心者っぽいところが見つかりますが、この企画をきっかけでいろんなビデオが作れるようになりましたので、それなりに意味はあると思います。

皆さんも、これからは自分のプロモーションビデオは自分で作るのはいかがでしょうか。

2020年7月2日木曜日

「Ableton Live講座」 初級編 第1回:始まり・設定

やっと講座を始められるようになりました。このブログを作ってからもう一年半くらい立ちましたけど、あるDAW・プログラムの講座をすることはすごい大変なことなので、ずっと延期していましたが、もう逃げちゃダメだと思って、始めます。

 私が使っているAbleton Liveのバージョンは10.1のバージョンなので、これからの講座は10.1バージョンの基準でさせていただきます。



まず、この講座はとこから始めたらいいのか分からない初級者の方達のためなので、中級者以上の方は読むことをやめてください。笑
そして、Ableton社のホームページ(クリックすると移動します。)に日本語バージョンのマニュアルがちゃんと準備されていますので、中級者以上の方はあちらをこ参考ください。

じゃ、プログラムを実行してみましょう。


これが基本的な画面です。本格的にプログラムをいじる前に、基本的な設定からしてみましょう。
 Preferenceをクリックして、
 Audioのセクションをクリック、Audio input deviceとAudio output deviceで自分が使ってるオーディオ機材を選びます。特にオーディオインタフェースとかを使っていなかったら基本的についてるオーディオカードを選んでも構いません。私の場合、マックのノートブックを使っているし外では別にオーディオインタフェースを使わずにマックの基本のオーディオを使っています。簡単な作業くらいならこれくらいでも全然問題ありません。

次は、一番大事かもしれない部分です。
 今回はAudioから出て、Look/Feelのセクションをクリックします。こちらでは外見的な設定をいじられます。日本語が楽な方はここで日本語を選んでください。私の場合英語の方が楽なので英語で設定しております。

 下側のColorsでは、色を変更することが出来ます。
基本的にはMid Lightにされていますが、私の場合この色が苦手ですし、Live10になってフォントが変わってしまったからなかなか読めにくいですので、Mid Darkに設定して使っています。

こちらの方がもっとかっこいいし、読めやすくありませんか?
自分のお好みに合わせて設定してください。

では本格的に勉強してみましょうー。

まず、メインスクリーンの中でこちらに注目してください。

こちらの方が基本的に曲の情報を見せるところです。こちらは最初では理解しにくいところだと思うので、後で説明させていただきます。今は、キーボードのtabを押してください。

押すとこういう画面に転換されます。今の画面は「アレンジビュー」、先の画面は「セッションビュー」と言います。しばらくはアレンジビューの基準で講座を続きます。じゃ、キーボードのスペースを押してください。
そうしたら、白い棒が左から右に進んでいきます。この白いやつがあるところが今再生されているところっていうことです。今は何の音も出てこないんですが、後で何かを入力したらそのまま音が出るはずです。
ご覧の通り、曲の情報は左から右の順で再生されます。

 これはトラック(Track)というセッションで、一つのトラックでは一つの種類の楽器・素材が入ることになります。(例:ピアノ、バイオリン)そしてご覧のトラックはMIDIトラックというもので


こちらはAudioトラックというものです。もっと進む前に、MIDIとAudioの意味について説明させていただきます。

MIDI VS AUDIO


パソコンで音楽作りを始めたばっかりの方には。ちょっと理解しにくい概念かもしれないですが、ちゃんと理解した方が今後の作業のためにはいいと思います。

出処:www.protools-expert.com
 このイメージをご覧ください。
Audioトラックは「音」がそのまま込められるところですが、Midiはある楽器の「演奏の情報」、つまりデジタル化された「スコア」です。

例えば、
バイオリンの音を出してくれる機材があるとしてみましょう。自分自身はそのバイオリンの音を出せますが、どんな音程の音をどのくらいの強さと速さで演奏したらいいのかまだ決まってない時点です。ここで他の機材とかパソコンから演奏の情報・命令をもらいます。
「君はC4の音をこれくらいの強さで演奏しろ」という命令をもらう時、共通の言語を使うべきです。これが「MIDI」信号です。
このMIDIシグナルを通してある命令が伝わると、その楽器はバイオリンの音を出すんですが、この音はAudioシグナルの形で出ます。これを録音してパソコンのプログラムに入れておいたり、スピーカーを連結して聞きたりすることが出来ます。

そういうことで、Midiトラックにはこの「演奏の情報」が入ることですし、Audioトラックでは実際のAudioシグナルが込められます。
Midiトラックには一回演奏の情報を入れておくと、同じ演奏情報ですけど後で楽器を変更することが出来ますので、編曲する時、まだ方向性が決まってないとき色んな実験ができるはずでしょ。(もちろんアコスティックの楽器の場合、もっと設定するべきな部分がありますが。。。)

今回の講座はここまでしておきましょう。
次は実際にリズムを作ってみることにします。

質問はいつでも大歓迎です!メールやコメントでお願いします。

「Ableton Live」使い方・講座について。

私はProtoolsとAbleton LiveをメインDAWとして使ってします。(昔作った曲のためにたまにLogic Pro X)Sound&recordingsとかの雑誌を読んでみたら、日本ではビートメイカーの方達にAbleton Liveはあまり人気がなさそうなんで、ビートメイカーからの観点でAbleton Liveの使い方について講座を始めようと思います。
最近新しいバージョンの10が出てきて、もっといいDAWで再誕生しました。このいいDAWを皆さんに紹介したいと思って、始めることに決めました。
僕がLIVEのマスターとは思ってないんですが、私もこの機会をきっかけで、Liveについてもっと研究しようと思います。
では始まります。